人事施策 2018年12月25日 従業員数10人、30人、50人、100人 企業が考えておくべき対策・義務とは?【30人編】 どんな企業も起業時は0からのスタートです。 顧客が増え事業が広がり、徐々に組織として成長をしていきます。事業の拡大に伴って従業員が増えていくにつれ、会社としての課題も変わり、対応しなくてはならないことも増えていきます。 前回は従業員10人以上のケースについてご紹介しました。今回は従業員が30人以上のケースについて、ご紹介します。 [目次] 従業員「30人」の壁 従業員が30人以上になったら行っておいたほうがいいこと まとめ 従業員「30人」の壁 従業員が30人程度になると、経営者の目が行き届かないことが増え、以下のような問題が発生する確率が高まります。 ・経営者と従業員間のコミュニケーションが希薄化する ・価値観が多様化し(知り合い以外への採用が増加)、曖昧な基準や不公平な判断・評価に不満を持つ社員が出てくる ・役割分担が進み、メンバー同士の相互理解度が下がる(⇒個別最適やコミュニケーション不和が生じる) ・休職者やメンタルヘルス不調者が出てくる ・中途採用者の前職給与基準採用により、役割と給与の逆転現象が発生する 個々の社員と接する時間がなかなか取れなくなってくるのがこの時期です。従業員数が少ないときは事業の想いやビジョンなどを経営者が個別に伝えることができますが、同じやり方では全員に伝えることは難しくなってきます。 また、特に事業が急成長している時など、事業スピードを落とさないためにも採用を急いでしまい、本来なら採用すべきではなかった人材を採用してしまうこともしばしば。知り合い以外からの採用が増えてくるこれくらいの時期から発生してくる課題ではないでしょうか。採用のミスマッチは雇用者側、会社側の両方にとって大きなマイナスです。結果として不満の持つ社員やメンタルヘルス不調者の発生、組織としての一体感の欠如などにもつながります。 従業員が30人以上になったら行っておいたほうがいいこと このような課題を解決するために、以下のことを検討することをお勧めします。 1.人事制度(等級・役職、評価、報酬)の整備 知り合いだけで運営していた頃であれば簡易的な人事制度でも問題ありませんでしたが、30人くらいの規模になってくると価値観の相違なども発生しやすくなり、目指す方向性や自社の文化に適した人事制度が必要になってきます。優れた人事制度は社員のエンゲージメントを高め、組織の活性化に繋げることができます。評価に不満を持つ社員の声が聞こえて来る前に、一度見直してみてはいかがでしょうか。 2.中間マネジメント層の育成 組織の成長には中間マネジメント層の充実が欠かせません。現場に近い中間マネジメント層のレベルアップは組織力向上に直結します。30人くらいの従業員規模の段階で中間マネジメント層を育成できる仕組みができていると、今後の成長において従業員数を増やしても組織運営を行いやすくなります。 30人くらいの規模というのは、人材育成や人事評価(一次評価)などを中間マネジメント層に権限移譲するいいタイミングでもあります。育成という観点からも、人材育成や人事評価を経験することは、中間マネジメント層にとって大きな成長機会となります。また、評価される側としても、日々見られている人から評価されることは納得感につながり評価への不満防止となります。 また、30人くらいの規模は会社全体のコミュニケーションの希薄化が発生してくる時期でもあります。中間マネジメント層の1on1など会社全体のコミュニケーションの促進も仕組み化することでコミュニケーション不和を防ぐことができます。 3.人事労務担当者の採用(経理・総務等との兼務でも可) 従業員が増えてくれば、労務トラブルやメンタルヘルス不調への対応(予防と対処)などは避けては通れません。この規模の時期は人事労務担当者を採用・任命し、担当者を置くいいタイミングです。この段階で明確にしておくことで、今後発生しうることに対する事前の対策や事後の対応などもスムーズにすることできます。 まとめ 従業員30人というのは経営者が権限を社員に委譲して「任せる経営」にシフトしていくタイミングです。個人でできることは限られています。今後もより一層の成長を目指す場合、属人的経営からは早めに脱却し、組織マネジメントの態勢づくりをしていきましょう。「目が行き届かない」ということを前提に、会社内でのルールや仕組みを構築していくことで従業員数が増えても対応可能な組織へと変化させていくことができるかと思います。 従業員数10人、30人、50人、100人、それぞれのシーンにおいて注意すべきポイントを全てまとめた資料をダウンロードすることができます。以下よりご確認ください。 資料ダウンロード 成長する組織
人事施策 2018年12月21日 従業員数10人、30人、50人、100人 企業が考えておくべき対策・義務とは?【10人編】 どんな企業も起業時は0からのスタートです。 顧客が増え事業が広がり、徐々に組織として成長をしていきます。事業の拡大に伴って従業員が増えていくにつれ、会社としての課題も変わり、対応しなくてはならないことも増えていきます。 今回は従業員が10人以上になったら行わなければならない人事労務上の施策や考えておくべきことについて、ご紹介します。 [目次] 従業員が10人以上になったら発生する義務 従業員が10人以上になったら行っておいたほうがいいこと まとめ 従業員が10人以上になったら発生する義務 従業員が1人、2人のころは全てを自分で行うことは少なくありませんが、10人を超えると、機能別の部門があったりと、組織として業務上の役割分担なども発生してくる段階です。 10人以上になると労務・税務に関して、次の対応が「義務」として定められています。 【労務】 ・就業規則の作成・労働基準監督署への届出(「就業規則(変更)届」と「就業規則意見書」) ・労働者の安全・健康確保等に係る業務担当者の選任 ※役員の人数は含みません。 ※常用雇用の契約社員やアルバイトは含まれます。 ※事業所が複数ある場合は、事業所ごとに従業員数を判断します 就業規則は届出をしただけでは効力はなく、従業員に周知することが必要です。周知方法として、必ずしも1人1人に配布するまでは必要なく、イントラネットで公開したり、誰でも閲覧可能な場所にファイルを置いておくなども有効となります。 また、常時雇用する従業員が10人以上50人未満の会社(事業所)の場合、「安全衛生推進者」または「衛生推進者」を選任し、労働者の安全や健康確保などに係わる業務を担当させなければなりません。「安全衛生推進者」、「衛生推進者」のどちらを選任するかは、業種によって異なります。 引用:厚生労働省 職場のあんぜんサイト 【税務】 ・源泉所得税に関する書類の提出(税務署) ・住民税に関する書類の提出(市区町村) ※役員の人数を含みます ※常用雇用の契約社員やアルバイトは含まれます ※詳しくは、税務の専門家にお尋ねください 「源泉所得税」や「住民税」の納期の特例が従業員数10人以上で変わってくるため書類を提出する必要があります。また、人数については「労務」のときと違い、役員も含む必要があります。 詳細については専門家の税理士に相談することをお勧めします。 従業員が10人以上になったら行っておいたほうがいいこと 組織の規模としては、次のことを検討するいいタイミングです。そのままでも問題はありませんが、コスト削減ができるいいチャンスかもしれないので、ぜひ検討されることをお勧めします(義務ではありません)。 1.健康保険の見直し 保険料率の低い業界団体の健康保険組合に加入できる可能性がでてきます。今、所属しているところだけでなく、改めて健康保険の業界団体を見直してみましょう。 2.勤怠管理の見直し 従業員10人あたりから勤怠管理についてExcelなどの手作業の限界がでてきます。間違いが出やすくなったり、想定以上の時間がかかったりと余計なコストが発生しやすくなります。そのため、Excelでの手作業から脱却することを検討するタイミングといえます。便利なITツールを導入すれば、導入コストは発生しますが、管理や集計、チェックなどの時間を考慮した全体コストは下がります。ぜひ自社に合うツールを一度検討してみましょう。 まとめ 従業員数が少ない期間はファミリー経営感覚でも問題ないかもしれませんが、10人を超えると組織としてしっかりとした運営が求められる規模になってきます。身内感覚からは早めに脱却し、外部リソースやITを活用した効率化なども検討していきましょう。後になって困らない環境を想定して早い段階から検討・整備していくことが、将来の無駄な工数削減につながります。 従業員数10人、30人、50人、100人、それぞれのシーンにおいて注意すべきポイントを全てまとめた資料をダウンロードすることができます。以下よりご確認ください。 資料ダウンロード 成長する組織
ワインの豆知識 2018年12月16日 初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるソムリエナイフを使ったワインの開け方 コルクで栓をされているワインは初心者からすると開けるのが難しそうに感じるもの。しかし、ソムリエナイフを颯爽と使いこなせれば、ホームパーティーなどで周りから一目置かれること間違いなし。今回は毎日何本も開けているソムリエにソムリエナイフを使ったワインの開け方を改めて教わってきました。 ワインを開けるには大きく以下の2ステップのみ。 1.キャップシールを剥がす 2.コルクを抜く これらの工程において、いかにしてかっこよくソムリエナイフが使えるかが、初心者としては知りたいところ。 まずは全体的なデモンストレーションをソムリエにしてもらいました。 こちらがその動画です。 https://youtu.be/UgXUpbD3giU キャップシールを剥がす まずはキャップシールの剥がし方。 剥がしかたは以下の3パターンあるそうです。 1. 全部剥がす 2. くぼみから上だけ剥がす 3. 最上部だけ剥がす ソムリエ協会では2番の方法を教えているそうですが、今回教えてくれたソムリエは、普段全部を剥がしているそうです。理由はコルクの状態が事前に確認できるからとのこと。古いワインではコルクがおかしくなってしまっているケースもあるそうで、開ける前に確認できるように全部剥がしているそうです。ただ、デメリットもあり全部剥がすと液垂れが多少しやすくなるかもしれないとのことでした。 ナイフで剥がすときのポイントは「初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方」でもご紹介しましたが、親指で挟み込むようにして持ちながら回転させます。 ちなみに裏技として、、、実は手でもとれるそうです! 実際の動画こちらです。 https://youtu.be/h0rh2d02vRg 意外と簡単にスポッと抜けるそうです。一度試してみてはどうでしょうか? コルクを抜く コルクを抜くために、まず針をコルクに刺す必要があります。 ひとさし指で調整しながら、寝かした状態で刺すそうです。 1番のポイントはスクリューの芯をコルクの真ん中に刺すこと。 真ん中に刺さないと後々コルクが折れてしまうことがあるそうです。 そして、半回転させながら押し込むと綺麗にスクリューが入っていきます。 その後はナイフを回しながらスクリューを入れていきます。 最後まで回さずスクリュー一個分を残しておいてください。 微調整しながら最後にひとまわしするためです。 スクリューが入ったらいよいよコルクを抜きます。 ここで初心者がしてしまいがちな誤りがソムリエナイフを押してしまうこと。 押すとスクリューの向きが変わり、コルクが折れてしまうことがあるそうです。 イメージとしては上に持ち上げる感覚とのことでした。 最後にソムリエからのコメントです。 「まあ、最後は開けばいいんですよ。どうしてもコルクが折れてしまった場合は中に押し込んで茶こしでコルクを除きながら飲みましょう」 とはいえ、かっこよく開けて、美味しく飲みたいですよね。ぜひ初心者の方もトライしてみましょう! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年12月12日 初心者でも大丈夫!ソムリエが教えるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方 慣れていない人だと戸惑うこともあるスパークリングワイン(シャンパン)の開け方。お店のひとたちは慣れた手付きで颯爽と開けてくれます。今回はその栓の開け方についてソムリエに伝授してもらいました。 大まかな手順としては以下になります。 1.キャップシールを取る 2.針金を取る 3.コルクを取る ただ開けるだけでしたらば、上記手順にて適当に行ってもできるかと思いますが、かっこよく、そして颯爽と行うにはポイントがあります。 ソムリエナイフを使いながらキャップシールを剥がす キャップシールを取るときに、ソムリエナイフを使うとかっこよく、そしてすばやく取ることができます。 ナイフの使い方にはコツがあり、親指で挟み込むように持ちながら回転させます。 具体的な画像はこちらです。 前からみた画像 上からみた画像 このようにセットした後に、回していくことでプロっぽく、そしてかっこよくキャップシールを剥がすことができます。 コルクの圧力を感じながらゆっくり抜いていく コルクを引っこ抜くというよりも、コルク部分しっかり持ち、ボトルの下の部分を回していきます。ボトルを回していくことで、コルクが上がってくる圧力を感じながら少しずつ抜いていきます。 ソムリエに見本をみせてもらった、実際にスパークリングワイン(シャンパン)を開ける動画がこちら https://youtu.be/E3MsFiLD_8Y 当たり前ですが炭酸が含まれていますので、冷えていない場合や振った後に開けると暴発するので注意してください。 最後にソムリエからコメントをもらいました。 「映画などのようにコルクをボンっと飛ばすのは危険なので避けましょう」 確かに危ないですよね。どうしてもやりたいときは被害も含めて自己責任で! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
ワインの豆知識 2018年11月28日 ワインのラベルの剥がし方 ワインラベルコレクター(Wine Label Collector)で簡単収集! ワインのラベルにはそのワイン独自の様々な情報が記載されています。(参考:ソムリエに訊く!ワインのラベルと瓶の形状から分かること) かっこいいワインのラベル、自分の飲んだワインを証拠として残しておきたかったりしませんか? しかし、剥がすのは結構大変。そんな時、どうすればいいのでしょうか? ソムリエが便利なツールを教えてくれました。 その名も、「ワインラベルコレクター Wine Label Collector」!! こちらを使うと簡単にワインのラベルを剥がし、コレクションすることができます。 やり方はたったの2ステップ! 1.しっかり粘着させる 2.一気に剥がす たったのこれだけです! 実際にワインのラベルを剥がしている動画がこちらです。 https://youtu.be/P0yIpAepR9g 簡単、そして綺麗にラベルを剥がすことができます。 そしてできあがったラベルがこちら。 綺麗に保管でき、収集するのに最適です。 大昔はこのようなツールはなかったため、保管したいコレクターは瓶ごと家に持って帰っていたそうです。 最近のアメリカワインなどは糊付け強くて取れない場合もあるそうですが、中と外にお湯をはり、ふやかしたりすることでキレイに剥がせるそうです。 (もし、これでも綺麗に剥がせない場合、、、そんなときは諦めましょう。) 「今はスマホで画像に取る人が多いので、このように収集する人は減ってはきているでしょうね」 とのことでしたが、歴史あるワインのコレクションとしてはこのようにして集めるのもなかなかかっこ良いですね。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
HRTech 2018年11月27日 効果的なメンター制度で新入社員の早期戦力化とメンバー育成を実現させる! 新入社員の早期戦力化はうまくできていますか?特に業績が急成長中で、人材が急激に増えている企業にとって、新しく入社した社員の早期戦力化は必須の課題ではないかと思います。その解決策は様々あると思いますが、今回はメンバー育成の観点でも効果を発揮する「メンター制度」についてご紹介します。 [目次] メンター制度とは? メンター制度のメリット 導入時のポイント メンター制度を実現するHRテクノロジーの紹介 まとめ メンター制度とは? メンター制度とは、部門を問わず先輩社員が指導役(指導する側:メンター)となり、主に新入社員(指導を受ける側:メンティー)をサポートする制度のことを言います。直接の仕事内容だけでなく、職場環境、キャリア形成、人間関係などの悩みや不安に関して、上司部下のような利害関係なく相談に乗って支援するのが特徴です。 メンター制度のメリット 新たに入社する社員に対してメンター制度を実施する目的としては、以下の3点が挙げられます。 1.職場への早期適応 2.人間関係の構築 3.早期離職の防止 「職場にうまく馴染むことができず、誰にも相談できないまま退職してしまう」 明確な相談役を設けていない場合はこんな事象も発生しがちです。 新たに入社する社員にとって新しい職場というのは大きな環境変化であり、大きな不安を抱えているケースは少なくありません。そんななかでメンター制度は、悩みや不安を解消する相談相手を会社側から仕組みとして用意するため、早期に組織の一員として活躍できるように導いていくことを可能とします。 導入時のポイント それでは実際に導入する場合はどのような点を考慮すべきでしょうか。 ポイントは以下になります。 ・メンター制度を組織として運用する体制の確立 ・年間を通じた計画の立案 ・メンターの任命とそのフォローアップ まずはじめに年間の運用体制をしっかり計画することが重要です。いつまでに誰が何をするのか、その時にどのような状態になっているべきなのか。明確にすることで、振り返りと改善を実施していくことが可能になります。 誰を任命するかにもよりますが、メンター自身もプレイヤーとして業務に追われており、時間的・心理的に余裕が無いことがほとんどです。管理職のように正式に任命される役職ではないため、役割範囲が曖昧で本人の責任感も醸成されにくい傾向があります。 また、メンター自身が成長途上にあり、若手社員とのコミュニケーション等において十分なフォローを行うためのスキルが醸成されていないこともよくあることです。 こうしたことを避けるために、 ・メンターの役割範囲やゴール(目標)を予め明確化しておく ・定期的にメンターをフォローするイベント(研修・ミーティング等)を実施する ・人事評価などでメンターとしての役割行動を評価し、処遇に反映する などが必要とされます。 このようなことを仕組みとして行うためにも、事務局を設け会社としての取組みにすることがポイントとなります。事務局によるバックアップやフォロー体制をつくることで、メンターの属人的な指導や現場任せでうまく進まないといったことを防ぐことができます。 メンター制度を実現するHRテクノロジーの紹介 そんなメンター制度を実施するにあたり、世界で活用されているHRテクノロジーツールをご紹介します。 Mentornity https://en.mentornity.com/ 2015年設立のアメリカのスタートアップです。 メンター制度を実施するためのツールがひとつにまとめられています。 メンタリングの状況がレポートで可視化され、どのようなやり取りがなされているか簡単に記録させていくことができます。 メンター制度の重要性を理解している世界中の大企業で利用され始めています。 まとめ これから初めてメンター制度を実施する企業にとってはどこから手をつけていいかなど、不明点もあるかと思います。そのような際は外部コンサルティング会社などの支援を受けることも選択肢のひとつです。ノウハウや経験をもつ外部コンサルティング会社の支援を受けることで失敗することなくスムーズに導入できる確率は大きくあがります。そして、徐々にノウハウを社内に貯め込みながら継続的に改善をしていくことで、自社独自のメンター制度が完成し、独自文化も構築されていきます。人に教えるということは最も大きな成長機会となることが多いため、メンター制度はメンター自身の成長にも大きく寄与し、組織の成長につながります。まだメンター制度を取り入れていない企業はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。 セレブレイン社では過去に何社もメンター制度の導入コンサルティングをしておりますので、ご興味ございましたらお気軽にご相談ください。(問い合わせ窓口はこちら。)
ワインの豆知識 2018年11月18日 赤坂のソムリエが教えるきれいでかっこ良いワイングラスの拭き方 家庭でワイングラスを洗うとなんか白い汚れが残っていたり、指紋がついてしまったりと少し気になることはありませんか。来客時に初めて気づいて、このまま出すのが少し恥ずかしくなってしまったり。 ワイングラスの拭き方にもプロの技やコツが存在しています。 ソムリエが丁寧に教えてくれました。 「まず、家庭でワイングラスは洗うときは、水を張っておいて、次の日の朝に洗うのがいいですね。酔っ払っている状態で洗うと少々あぶないですからね。」 さすがソムリエ。ワインを飲んだ後はどのような状態になっているかまでを把握してアドバイスをくれます。 「1番汚くなるのがフチの部分です。時間がなく面倒というかたはフチだけでもスポンジで優しく洗うことをオススメします。」とのことでした。 プロが使用しているのは「トレシー」というクリーニングクロス。すぐに乾き、汚れをきれいに拭き取れるとのことです。 「トレシー」で検索してみるとでてきますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。 ※手が小さい人は2枚使用もOK ※脚を持ちながら拭くと折れてしまうことがあるので注意が必要です 実際のワイングラスを洗い、拭く手順は以下になります。 【手順】 1. 熱いお湯で洗う 2. まず下の部分を拭く 3. 足を拭く 4. 最後に中を拭く 5. ライトに照らして汚れがないか確認 拭き方の動画はこちら https://youtu.be/WTj0I0hqqlQ みていると簡単そうなのですが、実際にしてみると慣れるまで結構難しいです。 特に4の「中を拭く」ところにコツが必要になります。 ポイントは以下です。 【ポイント】 ・左手の人差し指と中指の間で持つ ・トレシーを中にいれ、底にあたっていることを確認する ・親指を中にいれて回す ・拭く、グラスを戻す、拭くという順番 直接触ると指紋がつくので、順番にトレシーをくっつけていくのが重要です。女性で手が小さいひとはトレシーを2枚使うのもオススメとのことでした。 「ワイングラスは結構繊細なので、力を入れすぎるとパキッと折れてしまうことがあるので注意しましょう。」とのことでした。 きれいなグラスで飲んだほうが、やっぱり気持ちがいいですよね! かっこよく拭けるようにぜひ試してみてください。 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技
コラム 2018年11月15日 幸前 夛加史 筋トレでAIを使いこなす! 「AI」というワードもすっかり耳に慣れ、毎日10回は聞いているのではないかというほど一般的な言葉になってきました。その一方、何でもAIに結びつけられて、かえってよくわからなくなってきているというのも実感でしょう。 私たち人事コンサルティングの現場でも、社員の採用、育成、配置、リテンション、エンゲージメントの向上などの領域で、従来の経験や勘だけではなく、多様なデータを分析して政策を決定していこうとする潮流が生まれ始めています。そのカギを握るのが「AI」を装備したツールといえます。 思い起こせば10年ほど前にはBIというワードでいくつものソフトウエア製品が発表されました。BIとはBusiness Intelligenceの略語で、Wikipediaでは「企業などの組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することで、経営などの意思決定に役立てる手法や技術のこと」と説明されています。 一方AIはArtificial Intelligenceの略で、人工知能とも言われ、「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピュータに行わせる技術」という説明になっています。 こうして並べてみると、その内容はかなり異なりますが、明確に違いを認識している人は少なく、何となくデータを分析して状況を可視化するというイメージでとらえられているのが多数でしょう。 本コラムでは、世の中のトレンドワードを追いかけているだけでは、大事なことを見落としてしまう可能性があるということを伝えたいと思います。現在BIは話題性では下火になっているように見えますが、その考え方や役割は今でも十分に通用するものです。AIも将来は世の中を大きく変えるかもしれませんが、現段階ではそれで全てが解決するというものではありません。 つまり、もっと本質的な部分を理解し取り組んでいかなければ、新しいテクノロジーやコンセプトも本当に役立つ道具として使いこなせないまま、一時の流行として終わりかねないということなのです。 そこで浮かんだのがAIを使いこなして行う「データ分析」を「筋トレ」と見立てると非常に似ているという発想でした。 最近コンサルティングの現場においてHRテックに関連した相談を受ける実情を踏まえると、データ分析に基づいた意思決定を行う作業は、毎日筋トレをするようなものであり、一朝一夕に大きな効果を得ることは難しいが、目的を達成するにためには、次のような避けて通れない地道なプロセスやルールが存在するということです。
HRTech 2018年11月09日 リアルタイムフィードバックの導入とその実現ツール 近年、従来は年次で行っていた人事評価を見直す企業が徐々に増えてきています。背景には、従来型の評価プロセスでは、ビジネススピードとの乖離が大きくなってきていることがあるようです。年次評価を見直した多くの企業では、日常を通じた人材育成の機会を重視し、良い仕事をしたときや失敗したときにタイムリーにその場で従業員にフィードバックするリアルタイムフィードバックの仕組みを取り入れています。今回はそんなリアルタイムフィードバックについてご紹介します。 [目次] リアルタイムフィードバックとは? リアルタイムフィードバックを実施するためのツール まとめ リアルタイムフィードバックとは? これまでの人事評価のあり方と違い、月に1度もしくは2週間に1度などの頻度で上司との1on1を実施し、都度フィードバックをしていくことをリアルタイムフィードバックと呼んでいます。 フィードバックの頻度が増えることにより、振り返りや改善点の認識合わせをタイムリーに行うことができるので、ビジネス環境の変化にも臨機応変に対応可能になります。また、フィードバックは時間が経ってから伝えても、記憶があいまいになるため、変えるべきところを正確に理解することが難しくなり、効果が薄まります。リアルタイムフィードバックでは、具体的な内容が頭のなかで鮮明なうちに行うことができるため、その効果が高まることもメリットのひとつです。 米国のAdobe社の行った調査では、多くの従業員は数ヶ月かけてまとめられたフィードバックを聞くより、すぐその場でのフィードバックを望んでいるとの結果がでているそうです。 出典:Adobe社 Full Study: Performance Reviews Get a Failing Gradeより抜粋 リアルタイムフィードバックを実施するためのツール フィードバックの頻度をあげるからといって、全体工数が増えてしまっては意味がありません。システムの活用などで効率的に運用していくことも導入のポイントです。そんなフィードバックを簡単に行うためのツールを提供している企業をご紹介します。 impraise https://www.impraise.com/ 2014年設立、現在ではアメリカ、オランダ、ポルトガルの3カ国で展開しているグローバル企業です。「人の成長こそがビジネスの成長(Grow your people, grow your business)」という信念のもと、Web baseでモバイルでも簡単にリアルタイムフィードバックが可能なシステムを提供しています。 デモ動画: まとめ 即時に反応がわかるSNSの普及などもすぐにフィードバックを求める人が増えている背景にはある気がします。テクノロジーの進化により、働く従業員の求める内容も変化しています。日常的な業務コミュニケーションの延長線上に評価を位置付けるなど、時代にあわせて常に変化していくことできる企業だけが、継続して成長し生き残ることができる企業なのではないでしょうか。
ワインの豆知識 2018年11月06日 【ワインの裏技】ワインの急速な冷やし方 急な来客時など、冷やし忘れてしまったワインをできるだけ早く冷やして飲みたくなる時はありませんか? そんな時に役立つ、急速なワインの冷やし方をソムリエに教わりましたので今回ご紹介いたします。簡単なので覚えておいて損はありませんよ! やり方は以下3ステップのみです! 【やり方】 1.氷をいれたボールを用意する 2.ワインを入れる 3.ワインを回転させる わずか3分から5分程度で冷えたワインを楽しむことができます。 ちなみにこちらの方法は缶ビールでも有効です。 1番のポイントは”振らない”こと。特にスパークリングの場合は炭酸があるので、振ってしまうと、開ける時に大変なことになってしまいます。 あくまでも”振らない”で回転させることがポイントです。 実際の回している様子は以下の動画から https://youtu.be/xCIeD5SRhns 一度開けて、まだぬるいなと感じたときでも再度この方法で冷やすことができます。 その他の裏技として、水で濡らしたタオルでワインを巻いて冷凍庫に入れるというのも、効果的とのことでした。約30分ほどでキンキンになるそうです。 そして、最後にソムリエから一言いただきました。 「本当は冷蔵庫でしっかり冷やしたほうがいいですよ。」 なるほど、やっぱりそうなんですね。緊急時の対処方法として覚えておきましょう! 聞き手:株式会社セレブール ゼネラルマネージャー 三沢 雄一 ソムリエに訊く ワインの裏技