コラム 2024年12月18日 「大転職時代」の到来とリテンションの在り方 かつての日本企業は終身雇用や新卒一括採用が基本だったため、「転職」に対してマイナスイメージが強く、実際に海外と比べても転職率が低い傾向にありました。しかし近年、企業を取り巻く環境の変化や、若い世代を中心としたキャリア観・価値観の多様化によって、企業と従業員の関係性も大きく変わりつつあります。これに伴い、「転職」にポジティブなイメージを持つ人が増え、「大転職時代 」が到来したと言われています。この時代に、企業は人材とどのように向き合い、どのようにリテンション施策を進めればよいのでしょうか。 人材マネジメント
コラム 2024年12月04日 次世代リーダー育成がうまくいかない根本的な原因と対策 現在、日本企業が抱える課題の一つに「リーダー不足」があります。この背景には、次世代のリーダーをうまく育成できない企業の体制や危機意識の低さがあると考えられます。実際に、およそ40代を指す「ミドルキャリア」の社員に対しては、十分な研修を行っていない企業も多く、「空白の育成地帯」という言葉とともにその現状が問題視されているのです。本記事では、日本企業でリーダー育成がうまく進んでいない現状や原因、これから企業とミドルキャリア層の社員がとるべき対策について考えます。 タレントマネジメント リーダーシップ リカレント教育 人事戦略 人材マネジメント 人材開発
コラム 2024年11月22日 「やる気を下げてくる人」への対処法 皆さんの会社や関係者に、「無意識に他者のやる気を下げてくる人」はいませんか? やる気のない態度やネガティブな発言によって、仕事におけるチームのモチベーションが奪われ、結果として生産性が下がってしまった…ということもあるでしょう。 今回は3パターンの「困った人々」の行動と心理に焦点を当て、やる気を「下げない」「奪われない」ための対処法を考えます。 コミュニケーション モチベーション 人材マネジメント 組織風土
コラム 2024年11月05日 世代間ギャップを制する組織がパフォーマンスを制する 「若手社員が何を考えているのかわからない」「上司の考え方についていけない…」。多くの職場でこうした声が聞かれます。多様な世代が共に働く職場では、価値観のギャップが大きな課題となり、コミュニケーションや業務のパフォーマンスを妨げる要因となることも少なくありません。では、世代間ギャップを乗り越えるための有効な対策はあるのでしょうか。今回は、そのヒントとなる考え方や具体的なアプローチについて解説します。 リーダーシップ 人事戦略 組織風土
コラム 2024年10月15日 「ISO30414」に対応し、人的資本を重視する企業を目指すには 人的資本に関する、情報開示の国際的なガイドラインである「ISO30414」。ビジネスのグローバル化が進み、世界的にも「人的資本を重視する企業」が価値を高めているなかで、「ISO30414」への関心が高まりつつあります。その認証を取得した企業の例やガイドラインの重要性、「ISO30414」を構成する要素、取得に向けた取り組みへの姿勢について、解説します。 ISO30414 人的資本経営
コラム 2024年9月27日 人事を取り巻く環境変化に乗り遅れないために 経営環境の変化が加速する昨今、人事部門に求められる役割はますます専門的になり、その業務内容もより戦略的なものへと変わりつつあります。人事の現場では今、何が起こっているのでしょうか。また、これからの人事部門には何が求められるのでしょうか。 ISO30414 M&A 人事戦略 人的資本経営 企業事例
コラム 2024年9月20日 人事業務の必須アイテム タレントマネジメントシステムの活用術 「社員の見える化や人的資本経営の実践にはタレントマネジメントシステムの導入は必須です!」と活用を促すCMをみかけることがよくあると思います。しかも、それなりに有名なタレントが登場してのことですから、ビジネスとして相当大きな規模に成長している(ないしは、その見込み)ことが伺えます。みなさまの職場では活用されていますか? 今回はタレントマネジメントシステム活用の実態や展開の可能性について一緒に考えてみたいと思います。 タレントマネジメント タレントマネジメントシステム 人材マネジメント 組織風土
コラム 2024年8月19日 新卒社員を早期に活躍させるためのマネジメント ~早期のキャリア支援と個別対応の重要性~ 労働人口の減少が加速する中、若手人材の確保は、多くの企業にとって共通の課題となっています。いかにして今の時代の若者の気質を捉えるかは、常に採用担当者の関心事です。 新卒一括採用が前提となっている日本の採用市場では長らく、その年の新卒者の傾向を「○○タイプ」などのように名づけたり、世代ごとに、「バブル」「氷河期」「ゆとり」「Z」などと分類して理解しようとしたりしてきました。しかし、これらのタイプ分けは個人の特性・資質や潜在能力を捉えるものでなく、あくまで全体的傾向であり、就職活動時の環境や社会の要請による結果に過ぎません。 各企業はこうした全体的傾向を踏まえつつも、新卒者一人ひとりとしっかり向き合い、「個」にフォーカスした見極めや対応を行う必要があります。1on1ミーティングやキャリアカウンセリングなどの個別対応を通じて、一人ひとりの価値観や目標をできるだけ早期に把握し、適切なキャリア支援を行うことが重要です。 では、多くの新卒社員をマネジメントしながら、同時に、一人ひとりが持つ多様な価値観や志向と向き合うには、どうしたら良いのでしょうか。今回は、新卒者に効果的にアプローチし、早期に定着・活躍してもらうための、マネジメントのポイントを解説します。 1on1 人材マネジメント 組織風土
コラム 2024年8月08日 若手社員の早期離職は「オンボーディング」が解決のカギ 近年、少子化も背景に若手社員の早期離職が深刻な問題となっています。 この問題を企業が解決する手段の一つとして、「オンボーディング」という取り組みがあります。 本記事では、このオンボーディングの意味や導入の現状、具体的な施策、実施期間などについて説明します。 人材マネジメント 活躍人材 離職率
コラム 2024年7月19日 1on1を社内の「風土」として定着させるには リモートワークの普及などをきっかけに、社員同士のコミュニケーションの重要性が改めて見直されています。オフィス勤務への回帰が進む中でも、対面・オンラインの双方で、1on1ミーティングを導入する企業は増えてきています。一方で「なかなか定着しない」「社員が積極的に取り組んでくれない」といった悩みを抱えている企業も少なくありません。1on1は短期的な実施ではメリットが現れにくく、継続して初めて効果がもたらされます。そこで今回は、1on1の適切な運用方法や定着させるためのポイントを解説します。 1on1 人材マネジメント 組織風土