コラム 2025年8月18日 AIと人事のこれから――「便利そう」で止まらないために 「AIって本当に人事で役立つの?」 こんな疑問を抱いたことはありませんか。HRテクノロジーの進化はめざましく、AIを活用した人事向けのソリューションも年々進化を遂げています。採用や評価、育成、配置、エンゲージメント分析まで、かつては属人的にしかできなかった領域が、今やアルゴリズムと大量のデータによって“再構成”されつつあるのです。 とはいえ、実際の導入現場では、手放しで成功している例ばかりではありません。特に多いのが「AIを導入したのに、結局現場で活用されていない」という課題です。 AI活用 HRテクノロジー 成長する組織 業務効率化 生産性向上
コラム 2025年8月12日 「人的資本の開示義務化」で現場担当者が直面している課題への対応策【事例つき】 人的資本の開示が義務化されて3年目に入りました。人手不足、離職などの人事課題が増加傾向にあるなかで、義務化の対象となった大手企業の経営企画・人事部門には、対応策の指針を示すことが求められています。まず何から手をつけたらいいのでしょうか? エンゲージメント 人事制度 人的資本経営
コラム 2025年7月22日 ミドル・シニア人材活用――35歳限界説を超え、企業の力へ 企業の採用担当者にとって、今ほど頭を悩ませる時代はないかもしれません。新卒・中途採用の枠にとどまらず、未経験者や第二新卒、さらには外国籍人材の受け入れまで、あらゆる選択肢を駆使してもなお、「人が足りない」という悲鳴があちこちから聞こえてきます。皮肉なことに、「残業しない働き方」を推進するはずの人事部門が、最も残業に追われている――そんな現場の声も珍しくありません。 この採用難の時代、静かに存在感を増しているのが、ミドル・シニア人材です。豊富な経験を持ち、現場の即戦力となり得る彼らをどう活かすか。それは今後の企業競争力を大きく左右するテーマとなっています。 マネジメント リカレント教育 中途採用 人事戦略 人材マネジメント
コラム 2025年7月14日 モチベーションを左右する「運の捉え方」〜損な役回りを得な機会に変える思考法〜 仕事で「自分は運が悪い」と考え、モチベーションが低迷している人は少なくありません。しかし、一見「損な役回り」に見える状況でも、視点を変えることで新たな可能性が見えてきます。モチベーション向上につながる思考法を探ります。 モチベーション 活躍人材
コラム 2025年6月27日 リーダーに求められる「良い朝令暮改」とは 「朝令暮改」という言葉には、意見や指示が頻繁に変わることで周囲を混乱させるというネガティブな印象がつきまといます。しかし現代のビジネスでは、柔軟性や迅速な対応力としてポジティブに捉える動きも見られます。リーダーには、単なる「朝令暮改」ではなく、説明責任を伴った「良い朝令暮改」が求められています。 本記事では、「朝令暮改」の歴史的背景や職場での実例を交えながら、ネガティブな側面とポジティブな活用法の違いを探り、リーダーに必要な改善策を考えます。 VUCA エンプロイー・エクスペリエンス マネジメント リーダーシップ 経営人材
コラム 2025年6月11日 管理職が考えたい、部下に対する接し方 管理職になると研修などで「部下に対する接し方」を学ぶ機会があると思います。さらに言えば、今どきの若手の部下に対応すべく、自分との価値観の違いを徹底指導される時代になりました。お互いがわかり合えない背景には、個人の性格やバックグラウンドの違いなど、いくつかの要因があります。今回はそうした状況をふまえ、管理職が今考えたい部下との関わり方や管理職に求められていることについて説明します。 1on1 コミュニケーション マネジメント リーダーシップ 人材マネジメント
対談企画 2025年6月07日 PE業界で異例の新卒採用、年収1000万円を予定。人事戦略の新たな潮流に注目 新卒一括採用は企業の最重要と言える人材確保の手段でした。その場合、入社1年目の初任給は一律。育成期間なので給与は高くなく、学びと経験を積んで徐々に上がることを前提としており、これをもとに企業は人件費、社員はライフプランを計画してきました。ところが昨今、グローバル化やテクノジーの進化で人材の価値に変化が起きています。入社早々に高度で価値の高い仕事を期待される人材や専門知識を持った市場価値が高い人材が登場してきたのです。そうした背景からジョブ型人事制度など、これまでの前提を覆す仕組みの導入が検討されるようになりました。人事戦略の大きな変革が必要な状況となってきたのです。そうした動きに呼応するかのようにPE業界で異例の新卒採用、年収1000万円を予定するという取り組みを行う企業が出てきました。 そのような背景など日本産業推進機構(NSSK)代表取締役社長の津坂純様にお話しを伺いました。 人事評価 人材採用
コラム 2025年5月30日 人事の「脱Excel」は幻想? 現場に求められる「Excel力」とデータリテラシー DXの加速や多様なツールの普及により、昨今人事の現場では「脱Excel」が進んでいます。しかし一方で、現場の人事担当者からは「やっぱりExcelが便利」との声も根強く聞かれます。つまりExcelには、いまだ現場で重宝されるだけの強みがあるのです。そこで本記事では、Excelを取り巻く現状や“それでも使われる理由”、これからの人事に求められるExcelスキルやデータとの向き合い方などについて解説します。 DX HRテクノロジー
コラム 2025年5月08日 仕事のモチベーションを上げる3つの方法 社会人の多くは、仕事をする中でモチベーションが上がらない状況に直面して悩むことがあるでしょう。モチベーションは上がることよりも、「下がったときに上げられること」が重要だと考えます。 お客さまからきついクレームを受けたうえに上司から厳しく指導されたら、モチベーションはどうしても下がるもの。そのまま放置していたら、モチベーションは下がりっぱなしで仕事の成果にも大きな影響を及ぼす可能性があります。「できれば早く上げたい」と考えるでしょう。 今回はそういったときの対策として、「モチベーションを上げる方法」について考えます。 モチベーション
コラム 2025年4月25日 社員の「愛着と誇り」をどう高める? 日本企業が抱えるエンゲージメントの課題と対策 「エンゲージメント」という言葉は、今やビジネス界では広く知られた概念です。もともとはマーケティングの分野で、自社とクライアントとの深い関係性を示す言葉として使われていたのが、近年ではこの考え方が人事の分野にも応用され、社員と企業の関係性を強化するための重要な指標として注目されています。 社員が会社に対して愛着や誇りを持ち、高い意欲を維持し続けられる会社をつくるためにはどうしたら良いのでしょうか。 エンゲージメント